サーフボード作り

今は週の4日を水道設備で働き、週3でサーフボードを作っています。

出来れば早くサーフボードだけ作って生活が出来る様になりたいと願う毎日なんですが、、。

それでも今この生活になれたのは理解ある仕事場のお陰なので、慌てず、今の仕事もきちんと働いていこうと思っている感じです。

自分は19歳でプロサーファーになって、それまでアルバイトはした事はあっても、40歳までまともに働いた事が無かったので、ここ何年かサーフィン業から離れ鳶職人やったり、7イレブンの配送やったりして来ましたが、会社の人などとぶつかる事や人間関係に悩む事がよくありました。

42歳になって初めて水道設備の正社員にしてもらえました。

初めてボーナスという物を経験したのもこの水道設備屋さんです。

ですが、楽しかったのも数ヶ月間だけ。後は毎日決まった時間に縛られ、毎日同じ事をするという忍耐の日々でサーフィンから離れて行く不安はいつもありました。

仕事していていつも感じてたのは、生活する為に働くサラリーマンの人達はこれを毎日やってるんだもんな〜って感心ていました。(俺にはできねぇ〜って!)

自分はプロサーファーになって、コンテストで優勝を目標にしたり、ハワイで大きな波に乗ってそれを写真に撮られて雑誌に出る事が目標だたり、常に夢を見て生きてきたので、自分が自由な状態で生活していた事が社会では全く通じないという事実に相当葛藤がありました。

そんな中、生活するために働くという苦痛に耐えきれなくなって2年間でその設備会社を辞めてしまいました。

ま、これを読んでくださってる方はたった2年じゃん、って思われるかもしれませんが、自分的にはもうホントに毎日がしんどかったです。

そんなサラリーマンサーファーのサポートが少しでもHARADAサーフボードがお役に立てたらいいなと考えていて、そういうサラリーマンの大変さを知った自分だからこそサーフボードの価格にこだわりました。


自分が作るサーフボード価格は¥88.000です。
(ノーマルのショートボード税抜価格)

カスタムオーダーで8万円代は日本製品ではほとんどありえない価格だと思います。

では何故、この価格に出来るのか!?


それは、サーフボードを作る全行程を自分で行うからです。

通常であれば、シェイパーといって、サーフボードの生地みたいな物をシェイパーさんがサーフボードの形に削ってシェイパーさんの仕事は終わりです。

そのあとはガラスクロスを樹脂でラミネートするラミネートマン、ラミネートが終わって最終的にサーフボード全体をサンディングするサンディングマンという職人が順追って工程を行います。

それを全て自分でやる事によって外注費を減らすので安く出来るという内訳なんですね。

通常サーフショップでの販売としては、店頭まで届いたサーフボードには手間賃が発生しています。

実際の物価から上乗せした形ではありますが、当然お店のサービスがあったり、メーカーの信頼、ボードを買った後のケアだったり、コンテストに出場出来る窓口があったりとお店の方々の陰の努力もあり、そういう価格になる理由もあると考えて貰っていいと思います。

ただ自分はサーフボードを売るお店がなくて、まだ取り引きしているお店もありません。

ただ安くて良い物というのを出したくて…

勿論、今後各地方にあるサーフショップに卸す事も視野にはありますが。お店でまずこの値段で売ってくださいなんて言えないのが正直な所です。

なので世の人達がコロナ禍で仕事も大変な中働いて、少しでもコストを安くして楽しいサーフィンに出掛けたいと思って貰う為に自分がやれるやり方がこの個人販売というだけなので、この記事を読んで納得して頂ければ幸いです。




ボード購入に関しましては、✉️☞msk1976226@gmail.comへ、欲しいモデルのサイズや仕様内容記載して頂き、それに伴って返答していきます。

ボードの仕上がりは、工場が暇な時で3週間。通常は1ヶ月間が目安になります。

ボードは仕上がり次第、お客様自宅へ着払い発送か、工場手渡しとなります。


長文で大変申し訳ありませんでした。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


少しづつ焦らず頑張ります。